本の道しるべ - 原岡喜重 はじめての解析学
自然の本質は「変化」です。解析学は「変化」を調べる数学で、自然科学と共に歩んできました。代数学、幾何学と並ぶ数学の大きな分野である解析学は奇跡の19世紀を経て、20世紀には深化と抽象化が進みました。本書は、その黎明から、ニュートン、フーリエ、コーシー、リーマンたちをたどり、量子力学に至る解析学を俯瞰します。